*+゜先輩*+。
最終章
妹と彼女
ある日、私は優梨が用事があると言うので一人で自動販売機でジュースを買いに行く事にした。
自動販売機への道のりは友達と歩いてる時よりも長く感じてほとんどの人がいなくなった校内は静かで寂しかった。
自動販売機に着いて何にしようか迷っていると、一つのジュースが目に入った。
あのジュース…
去年の今頃先輩にとってもらったなぁ…
相変わらず届かないボタンに手を伸ばしてみる。
あれから一年か…
私はあの頃と変わらず先輩の笑顔に弱いし、自分から話しかけた事なんて一度もない。