*+゜先輩*+。


するとからかってくるか変な事言うのかと思ってのに、


「俺だって卒業したくねぇよ…」


とすごく真剣で切ない顔をして呟いた。


その横顔に私は見とれて、いつまでもいてほしいと思った。


『行かないで――……』


私は考えていた事をつい、口に出してしまった。


先輩も驚いた顔をしながら私を見つめた。


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