*+゜先輩*+。


「えっ?」


私はどう反応すれば良いのか分からず、困って俯いていた。


沈黙が苦しい―


『卒業…し、して欲しくない……です。』


めちゃくちゃ緊張して少しかみながらも勇気を出して言った。


すると先輩は私と目が合うとフワっと笑って、


「卒業しても陽菜ちゃんの事忘れないから。
寂しいけど…
俺の事も忘れないでくれな?」


と寂しそうな顔をして言った。


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