*+゜先輩*+。
「陽菜~~寒いよぉ!
死んじゃう…」
唇を真っ青にしてブルブル震えながら私にしがみついてくる優梨に私は呆れ顔で言った。
『私も寒いって!
もう着くじゃん!!
我慢しなよ、ってか腕引っ張らないでよ~滑る……きゃっっ!!!』
ドスンッッ!
お尻の骨が折れたんじゃないかと思う勢いで氷に尻餅をついた。
『いったぁ~~いぃ…。
もう優梨ぃ!』
「えっ、あたしのせいー?」
唇をとんがらせて少し怒っている優梨。
『優梨が腕引っ張るからバランス崩して転んだんでしょ?!』
「あたしのせいにしないでぇ~」