初恋







「なんか、いろいろごめん」






「なんで?中野くんは悪くないよ」






教室を出て、そのまま屋上に来ていた






隣に座る高瀬の髪が風に靡いて、綺麗だった







「中野くん?」





「あ、ごめん」







目があって、すぐに逸らす





見てたのがバレた?






「ふふ、」








笑顔を向ける高瀬にどうしようもない感情かわきあがってきた






俺らしくない







でも、








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