あなたはまだ私を想ってくれていますか?
こんな時間までここにいられたら邪魔ってことですか。
じゃあ、いつあなたと話ができるんですか。
最近もっと忙しくなりはじめて、どんどん仕事が終わるのが遅くなってきて…
8時までここにいたのは初めてだった。
そんなことを思いながらコップを少しだけ流して急いで玄関に向かう。
「あの、私1人で帰れるので…」
「…」
私の言葉は無視して玄関を出る水瀬先輩。
私も急いで後を追う。