あなたはまだ私を想ってくれていますか?
「あ、美智!遅いよっ!
ここここっ!」
奈海に手招きされてそこの椅子に座る。
「あ、すいません!
…私これで!」
「あ、じゃあ私も。」
そう注文した後、何気なく少し遠くに見える窓を見る。
…ほわぁ…カーテンまでオシャレだぁ…。
なんて思いながら、見ていた時
「…水瀬…先輩…?」
かすれた小さな声。私にも聞こえるか聞こえないかの音量。
その声を聞いて、自分がどれだけ同様しているかがわかった。
水瀬先輩の隣にいる人は…
きっと会社の人なんだろう。
女の私から見ても見惚れてしまうような綺麗な女性。