あなたはまだ私を想ってくれていますか?
「な?俺に感謝するって言ったろ?
遠慮なく感謝してくれたまえ!まぁ座れ!」
隣からそんな声が聞こえるけど、無視。
隣、座りたいな
そう思うのに行動に移せないのは、ほんと俺も馬鹿なんだと思う。
とりあえず、その人の前に座る。
…これはこれで緊張するんですけど。
だけど、時々目が合うのにすぐに離されて…それがなんか胸んとこが苦しくなる。
そんなことを考えてたら
「大学の中では俺が晴の一番の親友だ!」
なんてぶっこんでくるから
「勝手についてきてるだけだろ」
なんて思ってもないこと言うけど、チラリと陵の方を見ると
冗談ってくらいわかってるよ
なんて言いたげな顔で見てくるから、イラッとしながら安心した。
「ツンデレは黙ってなさい」
ニコッと笑いながらそういうけど、お前が黙れ。