君色メモリアル**
「こっちにパスをくれ!!」


桂太君ってバスケ上手い!
パスを受け取ったらドリブルで突っ込んでシュートを決める。
私も頑張らなきゃ。


「桂太君パスちょうだい!」


桂太君からもらったボールをドリブルして運んでいく。
久しぶりで体が鈍っていたけど、体育ぐらいへっちゃら!


「梨恵奈〜!パスするよ!シュート打っちゃって!」


「わ、わ、私ですか!?が、頑張ります…!」


梨恵奈にパスをする。
もちろん取りやすいように優しく。


「えいっ!!」


梨恵奈が打ったボールは少し不安定ながらも、リングへと吸い込まれていった。


ピーーー


「試合終了!紀野チームの勝ち!礼!」


本当に勝っちゃったよ!!


「凄いよ梨恵奈!みんなもありがとう!」


「見直したぜ高木。それに紀野、お前バスケ上手いんだな。ビックリしたよ!」


中学の時バスケ部だったしね。
なんだか照れるな〜。


「ありがとう!」


キャー!!


「!?」


なにごと!?


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