君色メモリアル**
「………。」


昨日の出来事が頭から離れない。
もちろん悪い意味でだ。


カチャッ


メガネをクイっと上げる。
普段は掛けていない。
学校専用だ。
なぜかって?

少しでも人と関わらないようにするためだ。

あの女のバッチ見たら同じ新入生だってわかった。

同じクラスじゃありませんように。



「___昨日いなかった生徒を紹介する。入れ。」


メガネを再度掛け直し


今どきいないキャラを演じ


俺は1人になる。



涼 glance end


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