君色メモリアル**
「河井 涼(カワイ リョウ)です。よろしくお願いします。」


私は唖然とした。
なぜならメガネを掛け、丁寧な口調で自己紹介をしているのだから。
決してメガネ男子が悪いんじゃない。
ただ…今どきいないレベルの地味さなのだ。


「席は紀野の隣だから。仲良くしてやれよー。」


え…?えぇぇぇぇ!!!


なんでなの?
確かに隣の席空いてるけど。
ハゲの話聞かなかった天罰!?


「____だからな!それじゃ以上!ホームルームを終わりにする。」


1人で考えていたら、ホームルームが終わっちゃった。
もうしょうがない!


「私は紀野 彩音。涼君よろしくね!」


「はい。」


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