漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】
そういえば、恭と初めてお星さま☆に行った時、その部屋に入った。
そこで、恭と思いが通じあったんだ。
「秘密のアジトって……」
「ほら!よく、映画とかでも出てくるでしょ?スナックとか喫茶店とかに実は秘密の武器や部屋が隠されてるってやつ!」
あたしはそんな映画見たことないけども。
そういうもんなの?
秘密の武器って……あんなのやこんなの?
「こら春馬。秘密をそんな大きな声で話すやつがあるか。
って茉弘。色々想像膨らんでるみたいですが、武器とかないですよ?ただの緊急避難場所みたいなものです」
「だよね。」
ちょっとワクワクしちゃったじゃないか。
「さ。早く中に入りましょ。凍えちゃいますよ。」
倉庫の中のどんちゃん騒ぎは、23時位まで続いた。
飲めや歌えや踊れやの大騒ぎ。
恭やあたしは、そんな煌龍の子達を見て散々笑った。
そんな子達も年越し間近になると、完全にノックダウン。