漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】
わけもわからず笑い続ける俺を見て、「笑う所じゃないんだけど…」と言って茉弘は怪訝な表情を浮かべる。
「本当、最高だよ。俺の姫は」
風が吹く。
柔らかい風だ。
木々が優しく揺れて、彼女の柔らかな髪が舞う。
彼女の少し赤くなった頬に触れると、彼女はその温もりに頬ずりをする。
そんな彼女の顎を引き、悟ったのか少し戸惑う彼女に一度微笑むと、
その冷えた唇に、自分の唇を重ねた。
その長いキスに耐え兼ねて、彼女が俺の胸を叩く。
「…っ…はっ…恭!キス長いっ…」
「…そう?俺はまだ足りないけど?」
俺はもう一度彼女にキスを落とす。
今度はありったけの優しさを込めた、短いキスだ。
「…何で…そんなに優しいキスをするの…?」
何でって?
そんなの決まってるだろ?
「君の笑顔がみたいから」
〜君の笑顔がみたいから!② END〜
「本当、最高だよ。俺の姫は」
風が吹く。
柔らかい風だ。
木々が優しく揺れて、彼女の柔らかな髪が舞う。
彼女の少し赤くなった頬に触れると、彼女はその温もりに頬ずりをする。
そんな彼女の顎を引き、悟ったのか少し戸惑う彼女に一度微笑むと、
その冷えた唇に、自分の唇を重ねた。
その長いキスに耐え兼ねて、彼女が俺の胸を叩く。
「…っ…はっ…恭!キス長いっ…」
「…そう?俺はまだ足りないけど?」
俺はもう一度彼女にキスを落とす。
今度はありったけの優しさを込めた、短いキスだ。
「…何で…そんなに優しいキスをするの…?」
何でって?
そんなの決まってるだろ?
「君の笑顔がみたいから」
〜君の笑顔がみたいから!② END〜