いけない恋



「じゃあどうやって帰るの?(笑)

神崎ちゃんの家、ここから結構遠いんでしょ?歩くの?(笑)」


そうだな、歩くしかないか


『はい、歩きます』


私に残された手は”歩いて帰る”ことしかない。


”ご迷惑おかけしました”と立ち去ろうとしたとき



「え、待って待って(笑)冗談でしょ?(笑)

本気なら止めるよ!こんな夜道に女1人で帰らせるわけにはいかないよ」



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