瞬きの星
僕が何を望んでいるのか。
この僕とは何ものなのか。
それが解らないのだから。それ以上は考えないよう。ただ足を踏み出し続けた。

吐く息も、昇る考えも、ただ視界に切り替えて。
僕はもう目に映る足を、一つ、一つ進める事だけを思おうとしていた。(08)(09)(10)
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