年下*デイズ【短篇】




「おはよ、晴輝っ」

「おぅ、光」

「ねーねー、あのさぁ…」


あたしは昨日、由美とした想像の結果を晴輝に話す。


結局、確信はできないけど「瑞樹だろう!」ってことになった。


「……どう?」

「どう…って。俺が知るわけねぇだろ!」

「うわ、使えない!」

「……光」



結構いい線行ってるって、思うんだけどなぁ…。



「よし!」


こうなったら本人に聞こう!








「晴輝先輩っ!」

いつも通り教室にやってきた千秋くんを、後ろから捕まえる。


「千秋く〜ん」

「…どうしたんすか」

「お話があるのっ」



いやに、ニコニコしてるであろうあたしに、目の前の千秋くんは、かなり引き気味。



……仕方無いじゃん、気になるんだもん。




< 3 / 38 >

この作品をシェア

pagetop