天空戦記
2
「・・・・・・」
父に養成所行きを反対されてから数日、神蘭は夜遅く家を抜け出していた。
(どうして、父様は反対するの?私だって、強くなって父様の役にたちたい)
そう思いながら、木刀を素振りしていると、ふと何かが焼けるような焦げ臭い臭いがした。
「この臭いは・・・」
呟いて辺りを見回し、町の入り口の方が紅く染まっているように見え、神蘭は走り出した。
「!!」
入り口の方へ来て、神蘭は足を止める。
そこには仮面やフードで顔を隠した者が数人いた。
「誰だ!?」
「そっちこそ、何者?」
神蘭に気付いた者達の前に、神蘭は立ち塞がり聞き返す。
その間にも、背に冷たい汗が流れるのがわかった。
得体のしれない者達を前に、身体が上手く動かせない。
それどころか、下手に動けば、自分が殺されるような気がしてならなかった。
「・・・・・・」
父に養成所行きを反対されてから数日、神蘭は夜遅く家を抜け出していた。
(どうして、父様は反対するの?私だって、強くなって父様の役にたちたい)
そう思いながら、木刀を素振りしていると、ふと何かが焼けるような焦げ臭い臭いがした。
「この臭いは・・・」
呟いて辺りを見回し、町の入り口の方が紅く染まっているように見え、神蘭は走り出した。
「!!」
入り口の方へ来て、神蘭は足を止める。
そこには仮面やフードで顔を隠した者が数人いた。
「誰だ!?」
「そっちこそ、何者?」
神蘭に気付いた者達の前に、神蘭は立ち塞がり聞き返す。
その間にも、背に冷たい汗が流れるのがわかった。
得体のしれない者達を前に、身体が上手く動かせない。
それどころか、下手に動けば、自分が殺されるような気がしてならなかった。