天空戦記
「お前・・・・・・、どうして此処に?」
神蘭が中に入ると、封魔が少し驚いたように目を見開いていた。
怜羅が言っていたように非番だったらしく、今まで会った時のように軍服を着て居らず、私服らしい軽装をしていた。
普段書類を片付けるのに使っているだろう机の上は何もなく、それとは別の小さなテーブルの上に数枚の書類が広がっている。
だが、そこには紅茶の入ったカップとポットが一緒に置かれていて、ただ目を通していただけのようだった。