天空戦記


「皆!」

「危なかったね、神蘭」

「ええ、ありがとう」

「それより、これからどうする?」

「……封魔の所へ行こう」


問い掛けられ、神蘭はそう答える。


「封魔の所って、……まぁ、今の状況じゃ来てるだろうし総長と副総長を抜いたら一番上官ではあるけど、この襲撃の主犯格もいそうじゃないか」

「だから、行くんだよ」


そう答えて、神蘭は走り出す。

向かっている間にも魔神族の兵はいたが、鈴麗達と協力しながら倒しつつ、封魔のいそうな場所を探す。

漸く彼を見つけたのは、軍の宿舎裏にあった訓練場で、丁度魔神族の雑兵を斬り捨てたところだった。
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