俺のそばから離れるな‼︎


夢を諦めてしまった私は、本当にそれが正しい選択だった?


本当なら今頃目指してた進学校に通っていたはずで。


今の私の人生設計は、軌道修正が出来ないところまで曲がってしまっている。



どうやって正しい道に戻るのかなんて、私には未だにわからない。



ブラブラ駅ビルの中を歩いていると、通うはずだった学校の制服を着た男子が目の前を通った。


その人の背中を目で辿ると、どうやら待ち合わせをしていたようで。



同じ学校の制服を着た女子の元へ、弾むように駆け寄って行く。



いいなぁ。


きっと、彼らの未来は明るいもので。


将来に希望しかないんだろうな。


通いたかったな。


なんで熱なんて出たんだろう。


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