俺のそばから離れるな‼︎
俺のそばにいろよ
連休明けの月曜日。
いつものようにベッドに潜り込んで来ていた奏の腕から逃れ、朝の学食へ向かった。
「さくちゃーん、久しぶり〜!」
「愛佳ちゃん!おはよう〜!」
部屋を出たところで、隣の愛佳ちゃんに出くわした。
一緒に学食へ向かう。
「連休はどうだった〜?愛佳はね〜、おばあちゃんちで田舎暮らしして来たよ〜!楽しかったな〜」
ケタケタ笑う愛佳ちゃん。
きっと、笑顔の裏に色んな想いがあるんだよね。
話さないとわからない。
「私は実家でダラダラしてたよ!愛佳ちゃん、悩みがあるなら何でも言ってね!私じゃ頼りないかもしれないけど、力になるから」
「え〜、さくちゃんがそんなこと言うなんて珍しいね〜!大丈夫だよ、本当にピンチの時にだけ頼らせてもらうね!ありがとう〜!」
愛佳ちゃんはニッコリ微笑んだ。
それを見て、私も微笑む。