俺のそばから離れるな‼︎


「わ、私勉強しなきゃだし……っ!奏はもう寝ていいよ?おやすみ」



「はぁ?まだ8時半だけど?」



「さ、さっき眠いって言ってたじゃん」



「今は眠くねーし。さくら、こっち来いって」



シャーペンを握る私の腕を掴むと、奏はベッドへと引っ張った。


腰に手を回されて、さらに密着して来る。


私はあっという間に奏の腕に包まれ、ベッドの上に押し倒される形になってしまった。



「は、離れてよ」



「ムリだって。一緒にいんのに、何もしねーなんて不自然だろ?そろそろ観念しろって」



喉仏から鎖骨のラインがすごく綺麗で男らしくて。


さらには引き締まった腹筋と、筋肉の付いた逞しい腕にドキドキしまくり。


目のやり場に困ってしまう。


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