深愛なる君へ、この愛を捧げます。




【おまけ】
ヒマワリ畑から車へ向かう時の帰り道。
理人ははしゃぎ疲れて眠ってしまった日海を抱いて、芽々と歩いている。










「…そういえば。理人に聞きたいことがあったんだった」





「俺に?どうした?」





「この紙をお義父さんが見つけたらしいんだけど、どうして私との思い出の場所を紙になんか書いたの?」





「親父に見られたのか…!なんか恥ずかしいな。


…それ、芽々の妊娠が分かったときに書いたんだ。
芽々との思い出がつまった場所だから、それを日海にも教えたくて、いつか3人で行こうと思って」





「……。(言った方がいいよね?)
…すごく言いにくいんだけどさ、理人が目覚める前に日海と二人で言っちゃったんだよね」





「なっ!?俺も連れてけよー!
じゃあ、次は4人!芽々のお腹にいる子が産まれたら4人で行くからな!
絶対だぞ!俺だけ抜きとかなしだからな!」





「(絶対そう言うと思った。変なところで子供なんだから)


…ふふ。はいはい。
この子が産まれたら4人で行こうね」






終わり。


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