深愛なる君へ、この愛を捧げます。
朝から夕方まで理人のご両親、私のお義母さんとお義父さんがやっている店のお手伝いをして、閉店すると保育園に預けている日海のお迎え。
そして日海と理人の病室で家族そろって夕食を食べる。
これが私達の日常。
もう3年も経って、これが日常となってしまった日常。
こんなの日常とは言えない、なんて言う人もいるかもしれない。
でも私達にとってはこんな変わった日常でも、日常。
日海が笑って理人に今日あったことを、理人が返事をしなくても話して。
日海が笑って理人を見つめ触れることができる。
それができればどんな残酷な日常だろうと、私にはちゃんとした日常になるの。