空の色

「大丈夫よ。直人もいるから。てゆうか、もはやお見合いみたいなもの。」




わけの分からないことを言う和葉に首を傾げる。




「直人にあんたのこと話したら、良い知り合いいるから紹介しようかって。」




「…余計なお世話だってーの…。」




私はため息をついて窓の外を見つめる。