カシスオレンジのその先へ
朝の9時過ぎ
今日は休日で特に予定もない
なんとか朝にはなったけれど
今日また話すんだよなぁ
何をどう話せばいいんだろう
そんなことばかりで
自分が一番戸惑っているのではないかと思った
ただ困ったことに連絡先を何一つ知らないからどう話すようにすればいいのかと思った

そんな時に玄関チャイムが鳴る

「おはようございます
 すみません
 お昼からの方がよかったかなとは思ったん ですけど
 いてもたってもいられず・・・」

「え
 あ おはよう
 ビックリしたぁ
 いや その いいよ
 さっき起きたとこだけど
 まぁその入りなよ」

なんとなく音々ちゃんの事だから家に来そうだなぁなんて思っていたからむしろちょうどよかった
確かにお昼は過ぎる思っていたけど

とりあえずはとお茶も一緒に用意して中へ入る

「荷物とかも全部好きなとこ置いていいよ
 お茶置いとくねー」

「あっ
 えっとわかりました
 ありがとうございます」

僕がテーブルの近くに座ると同じように座った

「ごめんね
 イスとかなくて」

「私も家ではそうなんで大丈夫です」

「あ そうなんだ」

「えぇ
 そうゆうのあんまり気にしないので

 えっとその・・・」
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