好きだからキスして何が悪い?
「菜乃ちゃん! なんかもうすでに可愛いじゃん!」
まじまじと見てくる彼にちょっぴり照れていると、私の肩を抱いて文ちゃんがふふんと笑う。
「でしょ? あたしの努力のタマモノよ」
「あれ、さっきは私のもとがいいからって……」
微妙な顔で文ちゃんを見やる。
まぁ、もちろん彼女のおかげではあるんだけどね。
楽しそうに笑う琉依くんは、私服もやっぱりアメカジ風でカッコいい。
ゆったりしたTシャツにショート丈のキュロットを合わせた文ちゃんも、当然ながらおしゃれだし、ふたりが並ぶとめちゃくちゃお似合いだ。
ファッション雑誌でも見ているような気分でふたりを眺めていると、琉依くんがくるりとこっちを向く。
「さーて、さらにイメチェンするために、さっそく行こっか」
「へ? どこへ……」
キョトンとする私に、突然彼の手が伸ばされる。
その長い指が髪に絡められて、ドキッとしたのもつかの間。
「このホラー映画に出てくる女の幽霊みたいな、もっさりロングの髪の毛をなんとかしよう!」
「結構失礼ですね……」
真顔で言われ、私は口の端をヒクつかせた。
まじまじと見てくる彼にちょっぴり照れていると、私の肩を抱いて文ちゃんがふふんと笑う。
「でしょ? あたしの努力のタマモノよ」
「あれ、さっきは私のもとがいいからって……」
微妙な顔で文ちゃんを見やる。
まぁ、もちろん彼女のおかげではあるんだけどね。
楽しそうに笑う琉依くんは、私服もやっぱりアメカジ風でカッコいい。
ゆったりしたTシャツにショート丈のキュロットを合わせた文ちゃんも、当然ながらおしゃれだし、ふたりが並ぶとめちゃくちゃお似合いだ。
ファッション雑誌でも見ているような気分でふたりを眺めていると、琉依くんがくるりとこっちを向く。
「さーて、さらにイメチェンするために、さっそく行こっか」
「へ? どこへ……」
キョトンとする私に、突然彼の手が伸ばされる。
その長い指が髪に絡められて、ドキッとしたのもつかの間。
「このホラー映画に出てくる女の幽霊みたいな、もっさりロングの髪の毛をなんとかしよう!」
「結構失礼ですね……」
真顔で言われ、私は口の端をヒクつかせた。