好きだからキスして何が悪い?
その後輩の彼は、なぜか目をキラキラさせて如月くんに勢い良く迫ってきた。
「奏さん! まさか同じ高校だったなんて!」
「それはこっちのセリフだ。つーか何なんだよ、寄ってくんな」
「そんなヒドイっす! 今の劇やってたの奏さんだって気付いて、超~感動したのに!」
うざったそうにする如月くんに泣きつく後輩くん達。
苦笑しながら見ていると、クラスの皆がコソコソと話し始める。
「この派手な奴らって、パープルの一員?」
「そういえば、たしか“カナデ”っていう次期リーダーを探してるとかいう噂があったような……」
「奏? ってことは…………えぇぇーー!?」
またまた驚愕して叫ぶ皆をさておき、後輩くんは急に真面目な顔になってこんなことを言う。
「奏さん、この間の話聞いて、オレ達考えを改めました」
姿勢を正す、なんだか改まった様子に、私も如月くんも耳を傾ける。すると。
「これからは、オレ達……世のため人のために生きていきます!!」
「すげぇ方向転換だな」
声高らかにされた宣言に、すかさず如月くんがつっこんだ。
「奏さん! まさか同じ高校だったなんて!」
「それはこっちのセリフだ。つーか何なんだよ、寄ってくんな」
「そんなヒドイっす! 今の劇やってたの奏さんだって気付いて、超~感動したのに!」
うざったそうにする如月くんに泣きつく後輩くん達。
苦笑しながら見ていると、クラスの皆がコソコソと話し始める。
「この派手な奴らって、パープルの一員?」
「そういえば、たしか“カナデ”っていう次期リーダーを探してるとかいう噂があったような……」
「奏? ってことは…………えぇぇーー!?」
またまた驚愕して叫ぶ皆をさておき、後輩くんは急に真面目な顔になってこんなことを言う。
「奏さん、この間の話聞いて、オレ達考えを改めました」
姿勢を正す、なんだか改まった様子に、私も如月くんも耳を傾ける。すると。
「これからは、オレ達……世のため人のために生きていきます!!」
「すげぇ方向転換だな」
声高らかにされた宣言に、すかさず如月くんがつっこんだ。