ゆめ
日常
ピロピロ…ピロピロ…

ピッ……


「……ん…」

携帯のアラームを止める。
窓から射し込む光が眩しくて、顔をしかめた。

朝だ。


「…また、あの夢か。」

小学生の頃から、夏になると必ず見る夢…
少し、不思議に思いつつも
暑くなってくると、体が覚えていて見るんだろう。
と、いう感じで
適当に理由をつけて気にしないようにした。
何しろ、僕には生まれてこの方彼女なんてできた事が無い。
それに、今日は仕事だ。
そんな事を深く考えている暇など無い。
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