キセキ〜君がいて、あたしがいて〜
瑞樹を見送った後、あたしは家事に
追われている。
”瑞樹、大丈夫だよね?”

ベランダから空を見上げる。

こんな暗い気持ちになっちゃダメ!
自分を奮い立たせて家事に専念した。



8時半。瑞樹が帰ってきた。

「ただいま〜」
「おかえりなさい」

無事に帰ってきてくれて、良かった…。
朝よりも顔色は良くいつもの瑞樹。

おかえりなさいのキスをする。
いつもなら終わるのに今日は長い。

あたしは壁に押されて壁ドン状態で
キスをする。

「今日、いい?」
瑞樹がぽつりと聞く。

「あたしは…いいよ。でも瑞樹
しんどくない?」
あたしが聞くと何も答えずあたしを
お姫様抱っこして寝室に行く。
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