キセキ〜君がいて、あたしがいて〜
そう思った瞬間。
”プルルルル…プルルルル…”

あたしの携帯が鳴った。
ディスプレイをみると未来から。

嫌な予感がする…。


「もしも…「大変、真由子!瑞稀が階段から落ちて意識不明なの!今すぐ△△病院に来て!」

あたしが話すより先に未来は話し出す。
訳がわからない。
…階段から落ちて意識不明?

それより、病院…。

ほぼ無意識に靴を履き、鍵もかけず
テレビも電気も消さず
瑞稀がいる病院へと向かった。
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