笑顔の裏側に
何となく恥ずかしくなった私は、鞄の中からきれいにラッピングされた箱を取り出し、悠に押し付けた。
「これ、クリスマスプレゼント。」
ちょっとだけぶっきら棒な感じになってしまったのは見逃してほしい。
「おう、ありがとう。」
目の前で開けているのを見るのは何だか照れくさくて、再びお城を見上げた。
「めっちゃカッコいいじゃん。毎日つけるわ。ありがとな。」
チラッと様子を伺えば、すでに腕につけられていた。
ネイビーのソーラー電波時計がライトに照らされて輝いていた。
「優美。俺からも。」
そう言って渡されたのは、小さな箱だった。
開けてみると、ピアノの形をしたオルゴールだった。
1つ1つの鍵盤まで丁寧に作られていて、とても凝ったものだった。
ピアノの屋根の内部には、¨Dear Yumi¨と筆記体で刻印されたプレートが埋め込まれていた。
早速ぜんまいを回してみる。
すると流れてきたのは、ライトアップされたお城と聖なる夜に相応しい、「星に願いを」だった。
「ありがとう。大切にするね。」
壊れないように慎重に箱にしまった。
しばらくまたお城を眺めた後。
どちらからともなく、引かれ合うように甘いキスを繰り返した。
「これ、クリスマスプレゼント。」
ちょっとだけぶっきら棒な感じになってしまったのは見逃してほしい。
「おう、ありがとう。」
目の前で開けているのを見るのは何だか照れくさくて、再びお城を見上げた。
「めっちゃカッコいいじゃん。毎日つけるわ。ありがとな。」
チラッと様子を伺えば、すでに腕につけられていた。
ネイビーのソーラー電波時計がライトに照らされて輝いていた。
「優美。俺からも。」
そう言って渡されたのは、小さな箱だった。
開けてみると、ピアノの形をしたオルゴールだった。
1つ1つの鍵盤まで丁寧に作られていて、とても凝ったものだった。
ピアノの屋根の内部には、¨Dear Yumi¨と筆記体で刻印されたプレートが埋め込まれていた。
早速ぜんまいを回してみる。
すると流れてきたのは、ライトアップされたお城と聖なる夜に相応しい、「星に願いを」だった。
「ありがとう。大切にするね。」
壊れないように慎重に箱にしまった。
しばらくまたお城を眺めた後。
どちらからともなく、引かれ合うように甘いキスを繰り返した。