笑顔の裏側に
そして料理は綺麗に全て食べてくれた。
張り切りすぎて少し作り過ぎちゃったのに。
少し食休みしてからケーキにすることになり、先に洗い物をすることにした。
「休憩してて。」
そう言って、食器を重ねていると、悠も手伝ってくれた。
キッチンに持って行こうと立ち上がると、先に悠がお茶のペットボトルを持ってしまった。
「ペットボトルは、キッチンに置いておいて。」
「え?冷蔵庫に仕舞えばいいんだろ?」
「あ、そうなんだけど。今ちょっと物がいっぱい入ってるから、ケーキ出すときにしまう。」
我ながらよく思いついたと思う。
悠は不思議そうな顔をしていたけど、何とか誤魔化せたと思う。
バレないかヒヤヒヤしながら片付けを済ませ、お湯を沸かす。
お揃いのマグカップを取り出し、普通のインスタントよりは高級なコーヒーを入れる。
コーヒーの香りに釣られて、悠もやってきた。
「俺、ケーキ出すな。」
「あ、私出すから。悠は座ってて。」
だけど冷蔵庫に向かってしまう。
「ダメ!」
そう言ったときにはもう遅かった。
冷蔵庫の扉は開き、棚の上には白い箱が2つ並んでしまっている。
「あー、そういうことか‥」
その言葉を聞いて、バレてしまったことを確信した。
2つの箱がテーブルの上に並べられる。
そして箱を開け出した。
すると全く同じケーキが隣に並ぶ。
「まさかここまで被るとはな。俺ら以心伝心すぎる。」
そう言って笑う悠に釣られて、気づけば私も笑っていた。
「隠そうとしてくれてありがとう。今日と明日で、1つずつ食べような。」
頭を撫でられて、大きく頷いた。
張り切りすぎて少し作り過ぎちゃったのに。
少し食休みしてからケーキにすることになり、先に洗い物をすることにした。
「休憩してて。」
そう言って、食器を重ねていると、悠も手伝ってくれた。
キッチンに持って行こうと立ち上がると、先に悠がお茶のペットボトルを持ってしまった。
「ペットボトルは、キッチンに置いておいて。」
「え?冷蔵庫に仕舞えばいいんだろ?」
「あ、そうなんだけど。今ちょっと物がいっぱい入ってるから、ケーキ出すときにしまう。」
我ながらよく思いついたと思う。
悠は不思議そうな顔をしていたけど、何とか誤魔化せたと思う。
バレないかヒヤヒヤしながら片付けを済ませ、お湯を沸かす。
お揃いのマグカップを取り出し、普通のインスタントよりは高級なコーヒーを入れる。
コーヒーの香りに釣られて、悠もやってきた。
「俺、ケーキ出すな。」
「あ、私出すから。悠は座ってて。」
だけど冷蔵庫に向かってしまう。
「ダメ!」
そう言ったときにはもう遅かった。
冷蔵庫の扉は開き、棚の上には白い箱が2つ並んでしまっている。
「あー、そういうことか‥」
その言葉を聞いて、バレてしまったことを確信した。
2つの箱がテーブルの上に並べられる。
そして箱を開け出した。
すると全く同じケーキが隣に並ぶ。
「まさかここまで被るとはな。俺ら以心伝心すぎる。」
そう言って笑う悠に釣られて、気づけば私も笑っていた。
「隠そうとしてくれてありがとう。今日と明日で、1つずつ食べような。」
頭を撫でられて、大きく頷いた。