〜君と過ごせた時間〜
「いつも、ありがとね。
ほんとにありがとう」


「やめろよ。最期みたいじゃん
まだ大丈夫だって」


「ありがとう。でもね、自分でも
もう最期が近づいているのが
わかるの。それにね、今生きれてるのは
奇跡みたい」


これは、野原先生に言われたこと。

野原先生いわく、


私の腫瘍の大きさだと今生きてるのは




奇跡って


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