新選組〜猫みたいな君が好き〜






 心が落ち着いて、私がもう大丈夫、と平助から離れた。




平「ごめん、俺、お前を守れなかった…………」




 落ち込む平助。



 『そんな事ないよ。さっき、助けてくれたでしょ?』




平「でも…………」




 私が襲われそうになったこと、自分の責任だと思ってるのかな。



 
 『ありがとう。本当に嬉しかった。』




平「……………………////////」





 何故か赤くなっている平助。



 
 『どうしたの?』





 平助は何故か口ごもる。





平「その、服………」



 ?!





 私が自分の服を見ると、胸元がギリッギリ見えないくらいだった。





 急いで服を正して。



 
 さっきこの状態で、よく抱きしめてくれたな、なんて思う。




 『帰ろう。』




 平助は再び私の手を取り歩く。




 今度はもう離さない、とばかりに強く。




 そんな平助の気持ちが嬉しかった。




 






 帰ったら話すんだ。




 私の事を、全部。




 信じて貰いたいから。




 信じるから。




 









 
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