新選組〜猫みたいな君が好き〜
  籐堂はんは私の着物を引っ張る。


 すると、私の肩が露わになる。



 やばっ


 慌てて着物を直す。



籐「やっぱりか。お前、昨日の猫夜叉だろ?」



 き、気づかれてたぁー!!



 刀を刺されたところに巻いた包帯を見られた。


 取りあえず、しらをきろう。



美「え??きのう?なんのことだか…………」



総「じゃあこの傷は何なの?」



 自分でやっといてよく抜け抜けと…………


 なんて、言えるわけない。



美「こ、これは…………」



総「ごめんね。かなり、深かったよね。」



 は?



 いきなり謝られて戸惑う。



美「別に沖田はんがやったんじゃ…………」



総「昨日の今日で治るはず無いよね。それに、君にも聞きたいことがあるから。」



 言葉の意味が理解できない。


?「失礼」




 えっ?


 
 口に背後から布を押し当てられる。


 意識がっ………………



 眠り薬……………か……………



 私は意識を手放した。



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