新選組〜猫みたいな君が好き〜
次々と賛成していくみんなは、笑っていた。
大丈夫、何だけどな。
近「という訳だ。此処に泊まって行くといい。明日以降はまた、考えるさ。」
局長の近藤さんはニコ、と微笑んでくれる。
近「いいだろう?トシ。」
さっきから苦虫を潰したような顔をしてしていた土方は、渋々頷く。
土「あぁ!わかったわかった!勝手にしろ!」
平「でも、部屋なんて開いてないぜ?」
総「相部屋でいいんじゃない?」
原「誰と?」
原・永・平・総『俺だろ。(僕でしょ)』
な、なんか喧嘩が始まってしまった。
え?え?え?私のせいなのか?
近「喧嘩はやめなさい!本人の意思を尊重しなさい。猫継君、どうする?」
何故か私は即答した。
美「総司がいい。」
私が、そう言った時、総司が三馬鹿に黒い笑みを向けたのは気のせいか?
平「え?お前、総司って呼んでんの?じゃあ俺も、平助って呼んでよ。」
原「俺は佐之でいいぜ?」
永「新八でいいぞ?」
美「じゃあ、よろしくね?平助、佐之、新八!」
私が、微笑むと三人が顔を真っ赤にする。
美「顔を真っ赤!みんな熱でもあるのか?総司とおんなじだな。」
三馬鹿「………(エライ鈍感だな。)」
総「…………(でしょ?困っちゃうよ)」
気のせいだろうか。
四人が目で会話している。
幹部のみんなの名前を覚え、総司と部屋へ向かう。
私は、疲れていたのか、すぐ眠りについた。