新選組〜猫みたいな君が好き〜
ん…………
眠イイ!!
朝は、苦手っていうか、嫌い。
だって、猫だし。私。
そうだ、朝餉を作ろうか。
今日此処に泊めてもらったし。
隣に寝ている総司を起こさないように、そ~っ。
私は、勝手場へと向かう。
総「どこに行くの?」
ビクッ
美「お、起きてたのか?」
何回目だよ。驚かされるの。
総「だから、君が勝手に驚いてるだけだって。」
美「え?!」
総「顔に全部書いてある。」
美「ええ?!」
慌てて顔をぺたぺたと触る。
総「違う違う(笑)。それより、どこに行くの?逃げるの?」
美「違う。泊めてもらった身だし、朝餉を作ろうと思ったところだ。」
総「場所わかんないでしょ。」
美「うっ……………」
図星をつかれ言葉に詰まる。
総「一緒に作ろうよ。勝手場はコッチ。」
私と、総司は勝手場へと向かう。