新選組〜猫みたいな君が好き〜



 ん…………



 眠イイ!!


 朝は、苦手っていうか、嫌い。


 だって、猫だし。私。


 そうだ、朝餉を作ろうか。


 今日此処に泊めてもらったし。


 隣に寝ている総司を起こさないように、そ~っ。



 私は、勝手場へと向かう。


総「どこに行くの?」


 ビクッ


美「お、起きてたのか?」


 何回目だよ。驚かされるの。



総「だから、君が勝手に驚いてるだけだって。」



美「え?!」


総「顔に全部書いてある。」



美「ええ?!」


 慌てて顔をぺたぺたと触る。


総「違う違う(笑)。それより、どこに行くの?逃げるの?」


美「違う。泊めてもらった身だし、朝餉を作ろうと思ったところだ。」


総「場所わかんないでしょ。」


美「うっ……………」


 
 図星をつかれ言葉に詰まる。



総「一緒に作ろうよ。勝手場はコッチ。」


 





 私と、総司は勝手場へと向かう。

< 38 / 118 >

この作品をシェア

pagetop