新選組〜猫みたいな君が好き〜
美「できた!!」
ちょうど全員分のお膳を揃えた。
美「総司、みんなを起こして来てくれるか?私は、運んでるから。」
総「了解☆」
快く引き受けてくれた総司。
私は、微笑むと、お膳を運ぶ。
おいしいって、言ってくれるかな。
暫くして幹部のみんなが集まり始める。
全員「いただきまーす!!!!!」
みんなが一斉に口に運ぶ。
全員「……………………」
もしかして、美味しくなかったのか…………?
全員「うめぇーーー!!」
美「ホントか?!」
つい嬉しくなり、身を乗り出してしまう。
すると、みんなが、え?という顔になる。
土「これ、お前が作ったのか?」
美「泊めてもらったしな。少しでもお礼ができればと思い………な。」
平「こんな美味いの初めて食ったぜ!」
原「料理出来るんだな。」
永「こりゃはひがほまんねーぜ。」
最後何言ってんのかわかんない。
でも、私の料理を美味しいと言ってくれた。
嬉しかった。
その時、ふと総司と目が合う。
ニコッ
美味しいよ、と言ってくれたみたいだ。
私も微笑み返す。
嬉しいな。温かいな、此処は。