新選組〜猫みたいな君が好き〜
ここは、平助の部屋か?
畳には酒や食べ物がこぼれていて、三馬鹿が、仰向けになって寝ていた。
あの後、また三人で呑み直したのだろうか。
美「おーい平助!佐之!新八!」
全く起きる気配がないぞ。
遅くまで起きていたな。
私は三人の顔の近くまで行き耳元で叫ぼうとすると、
グイッ
え?!
平助が私の腕を引っ張ったみたいだ。
仰向けに倒れてしまう私。
その時。
ゴロン、と寝返りをうった平助が私の体の上に乗ってきた。
?!?!
ちょっ!重い!!
私は、平助を押し返そうとするも、頭がズキズキと痛み、それを邪魔する。
コノヤロっ!
どうしようかコレ。
ゴロン
えっ!?
平助はまた寝返りをうち、次は私が平助の上に乗ってしまう。
やばっ!
こんなとこ誰かに見られたら…………
総「お盛んだね。こんな朝っぱらから。」
美「総司?!」
そこには襖に寄りかかっている、総司がいた。