新選組〜猫みたいな君が好き〜


美「居たんなら早く助けてよ!」


 私は、平助の上から慌てて退き、総司を睨む。


総「面白くて(笑)」


 総司はケラケラと笑っている。


 すると、総司は笑うのをやめ、何故か黒い笑みで近づいてくる。



 総司はスッと顔を近づける。


 ええ?!まさか………


総「意地悪されるのも、案外好きなんでしょ?」


 耳元でつぶやかれただけだった。



 っていうか


美「聞いてたのか?!」


総「うん。総司君はバッチリ聞いてました★」



 がーん………



 
 星が黒いよ…………



美「忘れろ…………//////ただの独り言。」  



総「君って意外と大胆だよね。ま、そういう見栄っ張りなところも、いいんだけど。」


 ???


 私の頭の上には疑問符が浮かぶ。



 総司は私の様子を見て、困ったように頬を掻く。


美「取りあえず、他の奴らを呼んできてくれないか?」



 総司は快く引き受けてくれた。





< 53 / 118 >

この作品をシェア

pagetop