青空の下月夜に舞う 3
とりあえず、流して走ってみようか、って事になったけど。
2回走って、どちらも祐也は明らかに軽くしか走ってない。
それなら小学生の早い子には抜かれるぞ!!
でも周りは何も言わない。
テラスの女子も何だかきゃあきゃあ言ってるし。
「後1回走って帰ろうか、ね?」
「さんせーい」
田宮さんの声に、祐也が反応。
……耳まで赤いよ。大丈夫かな。
何でこんなヤツがモテるんだよ。
黄色い声が謎過ぎ。
多くのギャラリーに見守られながら、練習は終わり、再来週またやろうって事で解散となった。
「麻衣、早く着替えてこいよ」
「……」
「シカトすんな~」
職員出口に向かって歩く祐也が、下駄箱に向かう私に声をかける。
なんだろう。今はコイツを無視したい気分だ。
2回走って、どちらも祐也は明らかに軽くしか走ってない。
それなら小学生の早い子には抜かれるぞ!!
でも周りは何も言わない。
テラスの女子も何だかきゃあきゃあ言ってるし。
「後1回走って帰ろうか、ね?」
「さんせーい」
田宮さんの声に、祐也が反応。
……耳まで赤いよ。大丈夫かな。
何でこんなヤツがモテるんだよ。
黄色い声が謎過ぎ。
多くのギャラリーに見守られながら、練習は終わり、再来週またやろうって事で解散となった。
「麻衣、早く着替えてこいよ」
「……」
「シカトすんな~」
職員出口に向かって歩く祐也が、下駄箱に向かう私に声をかける。
なんだろう。今はコイツを無視したい気分だ。