青空の下月夜に舞う 3
「おい」
「……っ、」
祐也は前を向いたまま。
呼んだ私の方は見ていない。
わざとなのか、なんなのか。
だけど……
「ごめ……ごめんなさい」
さっきまで堪えていたものが、一気に溢れた。
横顔だけど、はっきり分かる、痛々しさ。
謝らずにはいられなかった。
祐也がこんな風になってるのは、確実に私のせいだ。
「ごめ、ん……なさい」
手で顔を覆い、顔を伏せる。
申し訳ないなんて、言葉じゃ、とてもじゃないが足りたい。
必死で涙を抑えようとするけど、一度決壊したものは止まらない。
一度ならず二度までも。
しかもどっちも目の前で。