青空の下月夜に舞う 3

すると、周りのみんなが。



「あははっ可愛いな!麻衣は。よし。私が遊んでやる!」

「またみんなでカラオケ行こうか」

「今って平気なのかな?」


反応したのは、さゆりさん。カナさん。リカさん。

裸女は、照れたように笑ってる。


「ふふふ。じゃあ、今日麻衣ちゃんバイトだから、帰ったらいっぱいガールズトークしようか!お菓子買っとくね~」

「美咲、ズルいぞ!」

「さゆり、慶太郎ん家来ないじゃん~」


あはははっと。みんなで笑う。

良かった。先ずは、雰囲気は崩れていない。
だけど、聞きたかったのは、本当はそこじゃなくて。

“忙しいんですか?”の、裏には、
“変わったことありませんか”が、含まれている。

< 222 / 294 >

この作品をシェア

pagetop