青空の下月夜に舞う 3

どうにかして、やる気を出させたかった。

練習の時みたいなのじゃ、正直困る。
みんなに迷惑かけてしまうって思うのもあるけど、それよりも……


今日が、最高の日なら。


私はそれを糧に、毎日頑張れる気がするから。

最後に、心から笑いたい。


昨日、寝る前、一応慶太郎にも、今日来る様に声をかけた。

考えたら、学校での思い出ってあんまりないんだもん。

体育祭なんて、一大イベント、みんなでお弁当食べるぐらいしたいじゃん。


子供みたいだけど、慶太郎は笑ってくれた。
きっと来てくれると思う。

学校に一緒に来た裸女は、凄く張り切ってくれてたし。


後は。

一緒の競技に出る祐也だけ。
< 233 / 294 >

この作品をシェア

pagetop