青空の下月夜に舞う 3
どうにかして、やる気を出させたかった。
練習の時みたいなのじゃ、正直困る。
みんなに迷惑かけてしまうって思うのもあるけど、それよりも……
今日が、最高の日なら。
私はそれを糧に、毎日頑張れる気がするから。
最後に、心から笑いたい。
昨日、寝る前、一応慶太郎にも、今日来る様に声をかけた。
考えたら、学校での思い出ってあんまりないんだもん。
体育祭なんて、一大イベント、みんなでお弁当食べるぐらいしたいじゃん。
子供みたいだけど、慶太郎は笑ってくれた。
きっと来てくれると思う。
学校に一緒に来た裸女は、凄く張り切ってくれてたし。
後は。
一緒の競技に出る祐也だけ。