青空の下月夜に舞う 3
切ない雰囲気を、自分で無理矢理変えた。
ノリがいい裸女だから、絶対にこうなるって確信はしてた。
「今年のイブはねぇ、二人でイルミ見に行くんだぁ。走りに行かない様に、今の内から釘刺しておかないとさぁ」
「でもみんな彼女とかと過ごすんじゃないですか?」
「どうだろうねぇ?彼女居ない人の方が今の所多いからねぇ」
そうなんだ。初耳だ。
慶太郎と祐也はあんなだけど、みんなは違うのかな。
漏れなく女好きな人ばかりなイメージあるけど。
見て見ぬふりしてるけど、慶太郎の家のテレビ台の下にはエロ本や、そっち系のDVDがあるのを知ってるし。
たまに女の子の話もしてるの聞いてないふりしてるし。