青空の下月夜に舞う ３

なのに。

私の事応援しちゃったさゆりさん。


ああ。だから、かもしれない。



覚悟を決めた私に、きっと渇を入れてくれたんだろう。



馬鹿だなあ。私は。


こんな時に、今まで曖昧だった気持ちに気付くなんて。





喉が熱を持ち、痛みが走る。




絶対に涙は流さない。



みんな、守ってくれたのに本当にごめん。



裸女も。私の為に、あんなに泣いてくれたのに。


直接話が出来なくてごめんなさい。




掴まれていた祐也の手に、反対の手をそっと添えた。


私の行動にビクリと反応し、驚いた様な。

戸惑いの様な眼差しを向けた祐也。



その手を……私は振り払う。






祐也の目をはっきり見て、放った言葉に……


力が抜けて、だらんと温もりが離れた。