青空の下月夜に舞う 3
くるりと反対を向き、今度は左の奥の部屋へ進む。
……失礼します。
心で呟き、ドアノブを下ろした。
中には、大きめのベッドが一つあるだけ。
やはり部屋は綺麗に片付いている。
布団カバーは薄いエメラルドグリーン。
この部屋?な訳ないよね。
顔だけ部屋に突っ込んで、辺りを見回す。
あ、壁に鞄がかけてある。
赤、黄色、黒……
女性ものだよね。
きっとお母さんのかな。
じゃあ……部屋はやっぱりさっきの?
そうだよね。ここじゃないなら、さっきの小綺麗な部屋に違いない。
へぇ。イメージとは違うもんだな。
祐也のお母さん、失礼しました。
また静かにドアノブを引いて扉を閉めると、今度は確信を持って、先程の部屋へと踵を返した。
……失礼します。
心で呟き、ドアノブを下ろした。
中には、大きめのベッドが一つあるだけ。
やはり部屋は綺麗に片付いている。
布団カバーは薄いエメラルドグリーン。
この部屋?な訳ないよね。
顔だけ部屋に突っ込んで、辺りを見回す。
あ、壁に鞄がかけてある。
赤、黄色、黒……
女性ものだよね。
きっとお母さんのかな。
じゃあ……部屋はやっぱりさっきの?
そうだよね。ここじゃないなら、さっきの小綺麗な部屋に違いない。
へぇ。イメージとは違うもんだな。
祐也のお母さん、失礼しました。
また静かにドアノブを引いて扉を閉めると、今度は確信を持って、先程の部屋へと踵を返した。