青空の下月夜に舞う 3
確かに一番奥ではあるけどさ。
もっとちゃんと説明してくれればいいよね。

廊下を歩きながら、階段の下を見たけど、まだ祐也が上がってくる気配はなく、再びさっきの部屋を開けると、今度こそ中に入った。


エアコンのリモコン……リモコン……あ、あった、あった。

ベッドの枕元におかれたリモコンを手に取り、電源を入れた。


わ!こいつこんなに温度下げてんの?
26度ぐらいでいいじゃん、寒すぎるよ。

エコだ、エコだって言ってるのに。


設定温度を上げ、暫くすると部屋が涼しくなってくる。
ベッドを背もたれに、ローテーブルの前に座ると、階段を上がる音が聞こえてきた。
< 67 / 294 >

この作品をシェア

pagetop