俺様王子?!



女の人の彼氏は黙った。

しばらくして龍斗がタンカを持ってきた。


「早く医務室に!」


私達は女の人を速やかに医務室に運んだ。



「………もう大丈夫だ。もう少し遅かったら危なかった…よく運んでくれたね…」


先生の一言を聞くと凄く安心した。

よかった…本当によかった…助けられてよかった…


「…ヒック…よかった…」


「あぁ…」


「もう戻っていいよ?」


「「ありがとうございます」この人…よろしくお願いします!」




私達は会場へと戻って行く…


「龍斗…ごめんね…優勝出来ないかも…」


「…………なぁ?大丈夫だから気にすんな。俺は、助けた事を後悔してないぞ?」


龍斗…ありがとう…ありがとう…


「うん…ありがとう…」












< 142 / 203 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop