俺様王子?!
女の人の彼氏は黙った。
しばらくして龍斗がタンカを持ってきた。
「早く医務室に!」
私達は女の人を速やかに医務室に運んだ。
「………もう大丈夫だ。もう少し遅かったら危なかった…よく運んでくれたね…」
先生の一言を聞くと凄く安心した。
よかった…本当によかった…助けられてよかった…
「…ヒック…よかった…」
「あぁ…」
「もう戻っていいよ?」
「「ありがとうございます」この人…よろしくお願いします!」
私達は会場へと戻って行く…
「龍斗…ごめんね…優勝出来ないかも…」
「…………なぁ?大丈夫だから気にすんな。俺は、助けた事を後悔してないぞ?」
龍斗…ありがとう…ありがとう…
「うん…ありがとう…」